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ご意見・ご感想
(c)安野 光雅
 

みどころ

編集者から

皆さま:あけましておめでとうございます。
「遠くへ行きたい」をいつもご覧頂いて有難うございます。穏やかな3が日、どんな新年をお迎えですか。元旦は実業団駅伝でTOYOTAの3連覇ならず、見事古豪の復活で旭化成の優勝。2,3日の箱根駅伝では復路で一瞬ハラハラする場面もありましたが青山学院の見事なぶっちぎりの3連覇で今年も明けました。
番組に重ねて、歴史・伝統を守り続ける難しさを感じながら、冬の伝統スポーツのサッカー、ラグビーなどの中継もちら見しながらの新年でした。
改めまして・・・番組は47年目の正月、これからも日本のどこかにある出会いを求めて、「日本を感じる、知る、そして行ってみたい旅」を続けて参ります。今年もどうぞご覧頂いて感想、意見をお寄せ頂ければ幸いです。
さて、そんな2017年・平成29年の年明け、アメリカでトランプ政権の誕生、プーチン大統領との間の宿題、シリア、フランス、ドイツ、韓国、中国…そして国内では沖縄、豊洲、オリパラ資金問題・・・昨年からの課題が満載です。政権を守るのでなく、日本国民の未来を見据えた政治を期待したいと思います。

昨年暮れ29日に朝日新聞に掲載された編集委員によるザ・コラム「一人のカトリック神父ヨゼフ・ピタウ氏の記事・残された言葉」が心に残りました。
私なりに要約して少し引用させて頂きます。

37年前の冬の季節の新宿駅周辺、「インドシナ難民に愛の手を」を書かれた募金箱を抱えて支援を訴える学生と共に一人の神父の姿があった。
イエズス会に属する上智大学の学長を務めていたヨゼフ・ピタウ神父、こうした人が難民救済の前面に立つことは異例だった。
問題を見つめ、解決に実践を惜しまないピタウ氏は81年にローマ法王ヨハネ・パウロ2世の要請によりローマへ。以来、法王の側近として冷戦崩壊の困難期に寄り添い、世界のカトリック系教育機関の指導に当たり、天文学者ガリレオを異端としたカトリック教会の判断を誤り認める大事件にも関わった。高位の聖職者に授けられる大司教に任命されたが一刻も早く日本に帰ることを望み続け、04年に願いはかない「ふるさと・日本」に戻る。そこに見えた日本は何かが違っていた・・・コラムは金と生活に追われるあまり、私たちは共に生きることの大切さを、置き忘れたのではないか、としてピタウ神父のこんな言葉で記事を結んでいる。
「一人ひとりが互いを大切にして初めて『人間』という概念が成り立つ。どうか、この日本語にこめられた深い意味を再認識して下さい」

昨年末に企業の関係で提起された「仕事の仕方やその意味、人と人とのあり方」
「政権の国民への向きあい方」などの問題と重ねるととても重い言葉だと思いました。

「遠くへ行きたい」で日本各地を旅していると、伝統は次の時代に継がれていかないとあっという間に途絶えてしまう、という状況に出会います。職人から弟子へ、地域の暮らしの和などの継続が要ではないかと、その度に旅人の勝手な想いを持つものです。ピタウ先生の、人を互いに大切にして「人間」という言葉を噛みしめて、日常を過ごしたいと思う、年の始めです。

さて、2017年初旅は日露会談で話題になった山口県へますだおかだ増田さんが出かけました。試写を見終わってふと気が付くと、あれもこれも伝え継がれることが大事だな、感じる出会いがありました。
以下、若いスタッフ・島越の報告と併せてご覧下さい。

 
         
 

すっかりお馴染になりました秘湯ハンター・ますだおかだ増田さんの今回の旅先は、山口県下関から山口市へ
冬と言えば、下関名物のあの魚が旬!そして、最近何かと話題のご当地グルメに800年前から続くという伝統のお風呂にも入っちゃいます…
期待に胸をふくらませて出発です!

 

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旅道具の桶を片手に、
あの食べ物を楽しみに増田さんもウキウキ気分です

 
         
 

海の幸を満喫! 唐戸市場

旅の始まりは、JR下関駅から。年間200万人が訪れるという超人気スポットの唐戸市場を目指します。
平日は魚のプロたちで賑わう魚河岸ですが、週末には「活きいき馬関街」という催しが開かれ、新鮮な魚を格安で食べさせてくれるんです。
中でも人気なのは、一寸変わった形式の握り寿司!
増田さん曰く「人間がまわる回転寿司やね〜」
下関名物のふぐやくじらの寿司も1貫から食べられますよ。
市場の外は関門海峡に面した遊歩道、船が海峡を往き来する景色を楽しみながらいただきます!

 

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想像以上の人波に「カメラ入るの大変やなぁ」
と増田さん…
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観光客の美女たちには
「ウニ、イクラ、マグロ」が人気でした
女子にはやはりこの3点が人気なんですね…
(編集者の独り言です)

 
         
 

下関名物! ふぐ提灯

唐戸市場からの街歩きで見つけたのが、店の前に飾ってある大きな「ふぐ提灯」。ふぐ提灯の元祖というふぐ問屋さんです。ある年代以上の方には懐かしいものですね。以前は居酒屋さんなどに吊るしてあるのをよく見かけたものです。ふぐ提灯の原料は本物のふぐの皮!
でも、一体どうやって作るんでしょうか?
今回、特別に製作過程を見せて頂けることになりました。その職人の技を放送でご覧下さい。
実はこちらの店、料理屋もやっています。提灯の作り方を見せて頂いた後は、冬一番の贅沢・天然とらふぐコース頂きます!

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居酒屋さんで見つけたら、
放送で見た作り方を皆に自慢できますよ
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旬の味を本場で味わう、「贅沢やわ〜」
 
         
 

山口県民のソウルフード! 瓦そば

さぁ、ふぐを食べた後は、「下関の奥座敷」と呼ばれる川棚温泉を目指します!
下関の港で出会った地元の方々に勧められたこの川棚温泉は、最近話題のご当地グルメ「瓦そば」発祥の地なんです。。
蕎麦が熱い瓦の上でじゅうじゅういっている様子はインパクト大。口に入れてみればその美味しさにまたびっくりです。
それにしてもなぜこんな食べ方が生まれたのか?実は毛利のお殿様と関係があるらしいんです…。

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出て来たのは〜
増田さんのこの表情から想像してみて下さい!
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普通の蕎麦とは違います、そしてそのお味は?
 
         
 

力士に愛された温泉旅館

増田さんが向かったのは、元力士が創業者の旅館で、中は相撲取りの手形や写真でいっぱい! 往年の横綱の名前の付いた部屋がいくつもあります。
横綱誕生の度に増築された建物は建築技術の高さが評価され国登録有形文化財にもなっています。建物を見学した後は、いよいよ温泉!
土俵で戦う男たちを癒やしてきた温泉…これは効きそうです!今は日帰り入浴も受け付けています。

 

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見事な格天井と欄間彫刻の大広間
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気分はお相撲さん!

 
         
 

800年の伝統!「石風呂」

山口市には、なんと800年前から続く「石風呂」なるものがあると聞きました。秘湯ハンターとしては、是非とも入ってみたい!と来てみたものの…
火事かと見間違えるほど、もくもく出ている煙!?
そして、ゴーゴーと燃え盛る炎!
これは一体どんな風呂なのでしょうか?
「!?」の連続です。放送で是非ともご確認ください!

 

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「この煙、大丈夫ですか!?」
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「まさかこの中に入る〜!?」

 
         
         

編集者から:昨年末、日露首脳会談で注目された山口県への旅。「ふぐは食べたかな、瓦そばは…まさかね。あの酒は飲んだよね、温泉で疲れは取れたかね・・・」なんて言いながら、ロケ中のスタッフは大いに盛り上がったようです。

次回、2340回は土井善晴さんの琵琶湖周遊の旅です。JR大津駅近くの市場で地元の食材を品定めのあと琵琶湖に浮かぶ沖ノ島で今が旬の漁を見せてもらい、昔の宿場町・木之本ではちょっと珍しい酒、ナレずし(フナ寿司じゃないですよ)、ぐるっと西へ回って高島では湧水と暮らす町の郷土料理、土井さんも一緒に台所に立ちます。「食文化をつなぐことが大事やね〜」と伝統に培われて来た食に触れる旅です。旅の中での土井語録もどうぞお楽しみに。
本年も、どうぞよろしくお願いします。







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