旅の始めに 鈴木ちなみさん、初めての奄美大島です。亜熱帯の島、自然が美しいと聞いて、大好きなサイクリングで巡るのが楽しみです。美しい自然とその中で暮らす人々との出会いが中心になりました。青い海のクジラやイルカ、マングローブの中での生きものたち、原生林の中で出会えた貴重な動物たち、サトウキビから作る黒砂糖、伝統の大島紬…奄美が育んできた自然とそこで暮らす人々との出会いを中心にお楽しみください。
冬にしか見られない自然の営み 初めての出会い!冬にしか見られないというのはこれ!奄美ならはでしょうか。 越冬する昆虫です。
この木に止まっているのは?木の葉ではありませんよ
冬の一番搾りのサトウキビから作る黒糖 サトウキビを搾って黒糖を作っている工場へ。出来立ての黒砂糖も頂きました。 この時期に作っているのが「新糖」、冬の一番搾りは糖度が高いそうです。黒糖のできるまでを初めて見た、ちなみさんです。併設のカフェではサトウキビジュースなども飲めます。
今が収穫の盛り・奄美名物のタンカン 島の名物・冬の味覚のタンカン。ジュースは勿論、海の幸を使った料理もあります。「くすだファーム」でタンカンの収穫を一寸体験して、農園のオーナー楠田哲のお宅の家庭料理、タンカンを使った美味しいものを頂きました。
ファームの入口に無人販売スタンド、何でも100円でした 甘い香りのタンカン畑で収穫体験 タンカン料理色々、どんなものかは放送でご覧ください
昔からの保存食・塩豚 島の肉屋さんには必ずおいてあります。昔からの、肉を長持ちさせるための知恵。湯がいてそのまま食べればベーコンのようでもあります。
そうめんと合わせた「油そうめん」
ガイドの越間茂雄さんとカヌーでマングローブ巡り、マングローブの達人がいるというので会いに行きます。そしてマングローブに住むちょっとすごい生き物にも遭遇。生き物もさることながら、これを獲る達人の技が凄いです!
マングローブの達人・元(はじめ)武光さん、水中を手探りで獲物を探します。 怖いもの知らず、当たり前のように獲物の住処に手を突っ込みます!
奄美伝統の手仕事・大島紬 独特の柄と光沢のある大島紬、どのように染めるのか、糸染をしている金井工房を訪ねました。染料は島に自生するシャリンバイの木からとります。先ずはその工程を見せて頂きました。とても手間のかかる仕事です。 大島紬の着物はとても高価なため、もっとみんなに楽しんでもらおうと色々な工夫がされていて、ドレスなどを作っているデザイナーもいます。 さて、糸染の工程は…
シャリンバイの木を細かく砕いて2日間煮だし… 煮出した液を数日発酵させると赤っぽくなり これに糸を入れて染め、そのあと大島紬独特の泥染めに… 工房の裏手の泥田で泥染め、何度か繰り返すと見事な黒に!
夜の原生林で珍しい動物たちとの出会い 奄美の自然にとても詳しいガイドの安田裕三さんに案内してもらいます。 アマミノクロウサギ、ケナガネズミ、リュウキュウコノハズク、ズアカアオバト…特別天然記念物、天然記念物、日本の固有種などに出会うことが出来ました。その様子は放送で。
独特の言葉を唱えて、山に入る前にお清めです。
そして、出会えるか海の動物… この時期、奄美の近海に子育てのクジラがやって来るそうです。潮吹いたり、 海面にジャンプする瞬間を見逃さないように目を凝らします。 結果は放送でどうぞ。
途中こんな可愛い出会いも
九州と沖縄の中間にある亜熱帯の島らしく、豊かな自然を満喫しました。 山や海の中で暮らす生き物たち、自然を利用して人々が営む伝統の技と食… 今回は目いっぱいアマミの自然を楽しむ、地球が相手の旅色です。 どうぞお楽しみに!