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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

旅の始めに

私の住む近所の梅は満開、外を歩けばもう沈丁花の香りが漂っていますし、水仙も咲き切って、桜のつぼみも赤みを増しています。どうやら季節は確実に早く進んでいるようです。
今回の土井善晴さんの旅は群馬県の伊香保温泉〜片品村、いつもは真っ白い雪景色の中なのでしょうが、今年はやはり・・・
旅先の人々の日常の中に根付く暮しを通じて、その土地特有の食の文化を見つける土井さん。今回も上州ならではの暮らしや郷土料理との出会いを楽しみ、土井語録も満載です。
今回の鴨下Dは「遠くへ行きたい」初演出ですが、「食彩の王国」などでの経験というか目線が各所に光り、土井さんが見つけた食の向こうに見える暮らしを丁寧に見つめています。そんな旅からの見どころです。


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「旅はやっぱり冒険やね。この景色観たら何かあるって感じますね〜」


 
         
 

伊香保温泉の意外な名物

伊香保と言えば、温泉、石段街、温泉まんじゅうなどの名物を思い浮かべますが、土井さん、その前に「伊香保ロープウエイ」に乗りました。知る人ぞ知る人気スポットです。余談ですが、JR渋川駅から伊香保温泉行のバスはず〜と続く坂道を登っていきますので、バスの前か後ろからの眺めはお勧めです。

 

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標高900mの頂上に向かうロープウエイからの眺めです

 
         
 

伊香保温泉と言えば石段街

源泉から700m、自然の傾斜を利用して石段の両脇の温泉旅館に温泉が引き込まれています。その仕組みをガラス越しに見ることが出来ます。

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石段沿いに土産物店が並びます
 
         
 

そして温泉まんじゅう

さ創業以来、餡も皮も手作り、粒あんはここだけという「寿屋」で職人さんの見事な手わざを拝見、「湯の花まんじゅう」を味わいます。

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「これは、おいしいもんですよ〜」思わず二つ目に手が?
 
         
 

“おきりこみ”って?

上州と言えば粉文化の代表、うどんも有名ですが、養蚕業が盛んだったこの地方の郷土食として伝えられているのが“おきりこみ”土井さん、うどんにしては“打ち粉”が多いことに気が付きます。その役目は?

 

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煮込みうどんのようですが、“打ち粉”が仕事をしています

 
         
 

初午行事の「春駒祭り」川場村

忍養蚕業の繁盛を願った行事を今に伝えています。旅芸人に扮したグループが門付けをして家々を回ります。この旅芸人、よく見ると・・・放送でお確かめください。春を迎える行事とお供えの食文化に触れた土井さん、「こういうもんが残っているのはいいなぁ」

 

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本番の前の練習を見せて貰いました
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お供えするのが蚕の繭になぞらえてた米粉の繭玉です

 
         
 

片品村へ、山里の恵み 猪肉、湧き水

思いがけないものをご馳走になりました、イノシシ肉です。「丁寧に処理したら、こんなにうまいものはない」という猟師の笠原佐久三さんが熟成した猪肉を炭火焼にしてくれました。
お寺の湧き水が自慢の村人たち。「お宮の湧き水をおらたち、清水って呼ぶんだけど、これで淹れたお茶が美味しいんだから」。星野靖子さんが近所のお宅に呼んでくれて、お茶うけにこれも自慢の特大の花豆をご馳走してくれました。「一杯のお茶で、こんなに楽しくなるんですね」と土井さん、思わぬ出会いに感動です。


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猪肉を焼く笠原さんと

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永福寺 聖観音の湧き水を頂く星野さん
 
         
 

炭焼きの伝統を守り受け継ぐ職人

林業が盛んな片品村ならではの炭焼きの仕事。炭焼き職人須藤賢一さん(61)と出会いました。丁度、焼きあがった炭を取り出すところ、作業も炭焼き窯を見るのも初めての土井さん。なかなか言葉では伝えられないという職人の仕事に興味津々、「炭で暖を取る暮しは昔のことになりましたが、こんなにいいもの、大切にしたいですね。こういう山里で、今でも守られているのはありがたいことですね」。

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窯の前の土井さん
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炭焼き仲間たち
 
         
 

家庭で作る保存食・味噌

今も味噌小屋を持っていて、味噌を作っている坂西マサルさん(83)が村人の大切なものを見せて呉れるというのでついて行った先には音昌寺のお地蔵様、“味噌なめばあさん”というんだそうです。何、何?ですね。
お願いごとの時には大切な味噌をお供えするというのですが・・・

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お地蔵様の口の所に注目です。土井さんがお供えしているのは…
 
         
 

昔ながらのおやつ“ぶち”

これも上州の粉文化の一つ、小麦粉を練って作ります。“おきりこみ”とか“ぶち”とかネーミングが楽しいですね。マサルさんが作ってくれました。不思議な名前、作っているところを見ているとわかります。
出来上がったところで「食べらっしゃい」と、おばあちゃんのおもてなし。
思わず長居をしてしまいました。

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作り方はいたって素朴なもの
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鉄鍋で焼いた後、囲炉裏の灰の中へ入れて出来上がり
 
         
 

旅の終わりに

山里の暮らしと郷土の味に出会った今回の土井流上州の旅、皆さんのおもてなしに胸いっぱい、感激の連続でした。歩いたのは上州の一地方ですが、そこに日本の奥深さ、魅力をたっぷりと感じた旅でした。皆さんの身近にもそんな日本がまだまだ遺っていませんか。

 
 
         

次回2499回は室井滋さんが秋田県大館〜角館〜仙北を旅します。
「あめっこ市」、比内地鶏、陽気な母さんの店、旧家の雛飾り、美肌の秘湯・鶴の湯、西木町の江戸時代からの伝統行事「紙風船上げ」…項目はこんなところですが、以下スタッフ間宮からのお勧めコメントです。
秋田は氷点下の気温でとっても寒かったです!
その寒さに負けない地元の人の元気の源は一体、何なのか?
その魅力に溢れた旅になっています。
今回は室井さんの裏テーマで「なぜ、秋田に美人が多いのか?」について道行く人や、取材先の人にご自分からリサーチ!
やっぱりさすがは、室井さんという元気でエネルギッシュな旅となりました。 是非、ご覧ください!
 



         




         




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